ご家族・支援者の方へ

ご家族の方へ

「家族の一人が悩みや不安を抱え苦しんでいるように見える。心配・・・」

「なかなか相談してくれないので、こちらからは聞けない・・・」

「とても気になる。見ているのがつらい。どうしていいか分からない・・・」

「家族に相談してはくれたけど、家族だけでは対処できない・・・」

「専門家に相談したいけど、どこに相談していいか分からない・・・」

ご家族の中に心配な方がいる・・・メンタル的な問題だと感じる場合、医療や福祉が力になれるかもしれません。例えば次のようなニーズです。

 ①本人と家族のもとに届けられる訪問型の支援・治療サービス

 ②本人の希望にそった個別支援、利用者中心の地域精神医療

 ③本人と家族に対する適切な情報提供

 ④家族自身の身体的・精神的健康への配慮

 ⑤家族自身の就労機会や経済的基盤といった生活に直結する問題への寄り添い

支援者の方へ

慢性疾患である精神障害者や生まれながらの知的障害者は、衣食住、養育や就労、障害からの回復など、日常生活や社会生活に多くの悩みや不安を抱えています。しかし、その悩みや不安は気付かれにくく理解されにくいため、閉鎖的な環境や孤立した状況に陥りやすい現状があります。その家族も同様です。

精神疾患は全ての人にとって身近な病気であり、精神障害の有無や程度に関わらず、誰もが安心して自分らしく暮らしたいと願っています。もちろん行政や医療機関、福祉機関により、これまでも手厚い支援がなされてきましたし、現在もそれなりに機能してはいますが、当事者とその家族の抱える問題は個別的かつ複雑で多岐に渡るため、一元的で短期的な解決が困難な状況です。

そのような当事者や家族を支援すべく、当院はアウトリーチ型の地域精神医療を提供します。

ここでいうアウトリーチとは、個別性が高く医療や福祉を超えた当事者と家族の困りごとや多様なニーズに対し、多職種チームによる柔軟性と連続性、累積性のある包括支援を意味します。

また、連携する生活支援事業所や就労支援事業所、包括支援センターといった行政から委託された福祉NPO、他の訪問看護ステーションや精神科クリニックと積極的に連携&支援を行うことを意味します。

国の必須事業とみなされる「精神障害者にも対応した包括的ケアシステム」を先行して取り組むだでなく、県の「障害のある人もない人も 共に暮らしやすい社会づくり条例」の増進にも寄与します。

長期目標は、当事者や家族のレジリエンスやストレングスに働きかけ、「集団の力」や「場の力」が機能する環境下で、当事者と家族の自助力(ピア力やセルフヘルプ)を底上げすることです。

更に地域の多様な関係性(福祉事業所や医療機関、行政や地域住民、企業や民間NPOなど)を複合的に取り持つ「中間支援組織」として連携を強化することで、障害からの回復に留まらず、1次予防や2次予防、二次障害の発症を予防することを目指します。

障害者やその家族、及び関係者や支援者が抱える療育、就労、医療、生活などの問題改善を図るため、障害者や家族、支援者や関係者の相互交流、情報交換、情報共有を促進する場(疑似家族またはwell-beingな共同体)の提供と活動を行い、障害者の福利を増進します。